私たち株式会社ファイブは、福岡市内で造園業を営む会社です。日々、次世代に緑を残すために緑化事業に取り組む中、都市の空間を利用した壁面緑化に着眼しました。今様々なメーカーの壁面緑化が出ておりますが、もっと低コストで工期短縮できる物はないかと社内検討を重ねた結果、このウォールグリーン「チェリッシュ」を作りました。
その1つに、壁面緑化が都心部で大きな問題になっているヒートアイランド現象を軽減してくれることが挙げられます。緑のカーテンとなって壁面の温度上昇を抑制するだけでなく、植物本来の持つ蒸散効果により、壁を覆う植物自体の温度上昇も抑えられます。事実、コンクリート壁面と緑化面では10度近くも表面温度差があると言われています。さらにその断熱効果は屋外だけではなく、室内にも発揮されます。室温が外壁から伝わる熱で上昇することを防ぎ空調への負荷を減少させることで、ヒートアイランド現象の原因の一つとされる空調機器からの排熱も抑えることが出来ます。他にも建物を緑で覆うことにより、建築物自体の急激な温度変化により生じるひび割れも未然に防いでくれるのです。
このように多くのメリットがある壁面緑化ですが、これらは生きている植物・生花を用いているからこそ出せる結果です。造花で覆われた緑化では、人工の緑のカーテンは構築できても、蒸散効果もないのであっという間に造化自体が熱を帯びてしまうのです。
現在、多くのメーカーが壁面緑化の商品を市場に出していますが、当社考案の壁面緑化工法「チェリッシュ」なら従来よりも低コスト&工期短縮が可能です。透水管を使用することで既製品などに多く見られる煩わしい寸法規制がなくなり、自由な寸法計画が立てられます。従来のように、現場にて植栽を行うのではなく、1ユニットごと工場で植栽を終えたものを現場に搬入いたしますので、工期も短期で終了いたします。
さらには「チェリッシュ」は個々のお客様のニーズに合わせて自由なデザインコンセプトも可能で、要望のデザインを緑化にて希望通りに再現できます!植物に関しては基本的に常緑多年草を用い、シーズンオフの期間はありません。もちろん使用したい花などがありましたら、ご気軽にご相談ください。
生花を使用する上で、水や肥料などの計画的な維持や土で壁が汚れてしまう心配を抱かれる方も少なくないと思います。しかし水の管理は潅水装置が一年間のスケジュールタイマーにより管理しておりますし、土を使わず水苔を使用していますので汚れは最小限に抑えられます。
自然環境に優しく、建物の保全にも役に立つ、壁面緑化という1つの選択肢。「チェリッシュ」をご提案させていただきます。
エコアクション21認証・登録制度は、環境省が定めた環境経営システムや環境報告に関するガイドラインにもとづく制度です。
現在、地球温暖化をはじめとする地球環境問題が世界的に懸念されています。そのような状況の中、当社はすべての事業活動において環境保全を常に意識し、緑豊かな地球環境の実現を目指します。